News & Blog
新着情報
昔の柱をそのまま活かす~埋め木の方法~
こんにちは。一級建築士の小林大士です。
今回は、昔の柱を活かす方法「埋め木」についてお話していきます。
リノベーションをしている必ず出てくる「抜くことのできない柱」その場合の対処法として大きく分けて2つあります。
・柱を新しくする。
・柱を再利用する。
柱を再利用するとしても、穴ぼこだらけでは見た目が悪いです。
そう言った場合に、「埋め木」という方法で仕上げます。まず、凹んでいる部分を図って、その大きさの木材をハメていきます。ピッタリ切らずに、少し大きめに切るのがミソです。そして、はみ出た部分はノコギリで切っていきます。
柱の端っこは、のこぎりで切れますが真ん中あたりをノコギリで切ると、元々の柱にノコギリの刃が当たって傷がついてしまうので、今回は電気カンナで削っていきます。
削った後に、ペーパーを掛けて塗装をすれば完成です。近くで見ると、補修したのが解りますが遠目でみると解らないくらいになりました。
少しの面積を埋めるのに、
測る→埋める→切る→削る→塗る という5つの工程を経てようやく完成します。
工事の裏側では、こういう風に大工さんが手間暇かけて施工してくれます。
Cafe fu house(カフェ風ハウス)/やまぐち工務店 では、新築、古民家リノベーション、リフォームを行う場合、空間に合わせて丁寧に施工します。
ただいま、防府市台道にて、新築&リノベーションスタジオ見学会開催中!ぜひお越しください。