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外構屋さんの仕事の裏側~看板設置(前編)~
こんにちは。一級建築士の小林大士です。
今回は、外構屋さんの仕事の裏側として看板がどのように設置されるのかをご紹介します。
駐車場に2m×1mの看板を設置します。
看板を施工する流れは
準備➡基礎➡骨組み➡看板取付 という流れになります。
看板を支える骨組みですが、アルミと鉄と二種類あります。今回は、鋼材(鉄)で骨組みを作る事にしました。理由としては2点あり
・アルミよりコスパが優れる
・強度がアルミより優れる。
今回は、このような看板を作ります。
鋼材もC形鋼というコの字の材と四角の形の角形鋼の二種類ありますが、今回はC形鋼を使います。
切断機に固定して、必要な長さに切断します。火花が散るので、手袋をして切らないと火傷をする恐れがあります。
柱を3本と看板を留める部材を3本の計6本切りました。
今回は道路から目につきやすい、ここの場所に看板を建てます。
フェンスを一部取っ払い、柱の基礎部分を掘っていきます。狭く深く掘るので、今回は電動ハンマーという工具を使って掘っていきます。コレを使うと数倍楽に掘れます。
掘ったら、基礎を作ります。
基礎を作る方法として、2通りあって
・枠を作って型枠を流し込む
・既製品の基礎を使う。
枠を使うと、強度も高くなり自由な形にできます。
既製品を使うと、工期短縮になりコストも安くなります。
なので今回は、既製品の基礎で看板を建てます。
堀った穴に、基礎を入れます。
ハンマーで叩き、高さを調整します。直接叩くと割れる可能性があるので木の上からたたきます。
高さを水平器で縦方向と横方向の2方向確認します。
基礎ができたら、今度は鋼材で骨組みを作ります。
柱を現地で建てて、骨組みを組んで行くより先に組み立てた方が早くて精度が出るので今回は先に組んで行きます。
住宅の基礎とは違って、こういった基礎を見る機会はあまりありませんよね。次回は、骨組みを組んで取り付けるまでの流れのお話です。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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