新着情報News & Blog 現場ノート 2026.08.01 木の格子が完成するまで。徳地の木工所で仕上げた杉材を取り付けました。 外観の中でも、お客様が最初に目にすることが多い玄関まわり。 今回は、その印象を大きく左右する「木の格子」を製作・施工しました。 完成した姿だけを見るとシンプルですが、実は木材選びから塗装、下地づくり、取付まで、多くの工程を経て完成しています。 徳地の木工所へ材料を引き取りに まずは徳地の木工所へ。 今回使用する格子材を引き取りに行きました。 やまぐち工務店では、既製品ではなく、その建物に合わせて一本一本加工していただいています。 自然に囲まれた工場には、様々な木材が保管されており、木の香りが広がっています。 杉の上小無節材を使用 今回使用したのは、杉の上小無節材。 節が少なく木目が揃っているため、格子にした時に一本一本の表情が綺麗に見えます。 天然乾燥(AD材)でゆっくり乾燥させた材料なので、人工乾燥にはない自然な色合いや風合いも魅力です。 木は同じ杉でも品質によって見た目が大きく変わるため、玄関のような目立つ場所ほど材料選びを大切にしています。 塗装を考えた下準備 木工所では、塗装が綺麗に仕上がるよう表面をサンダー仕上げにしていただきました。 表面が整っていることで塗料が均一に入り、色ムラも少なくなります。 完成すると見えない部分ですが、この下準備が仕上がりを左右します。 一本ずつ塗装していきます 材料を持ち帰った後は、事務所で一本ずつ塗装。 大工さんに長さを揃えてもらい、角を軽く面取りしてから2回塗りで仕上げました。 角を少し落とすだけでも塗膜が長持ちし、見た目も柔らかい印象になります。 一本一本手間は掛かりますが、この積み重ねが完成後の質感につながります。 見えなくなる下地が一番大切 いよいよ現場で取付です。 まずは格子を支える下地を施工します。 今回は耐久性と強度を考え、アルミ製Lアングルを採用しました。 木だけで固定すると長年の使用で動きが出ることがありますが、金属の下地を組むことでしっかりとした強度を確保できます。 完成後には見えなくなる部分ですが、長く安心して使っていただくために重要な工程です。 一本ずつ位置を確認しながら施工 格子は一本取り付けるごとに、通りや隙間を確認しながら施工します。 格子の間隔が少し違うだけでも全体の印象が崩れてしまうため、最後まで細かく調整しながら進めました。 均一に並んだ格子は、シンプルだからこそ施工精度がそのまま仕上がりに表れます。 外観の印象を決める最後の仕上げ 最後に現場で固定し、細かな調整を行います。 黒い外壁に木の色が加わることで、無機質になりすぎず、やわらかさと温かみが生まれました。 完成 木の格子が付くことで、建物全体に奥行きと立体感が生まれました。 視線をほどよく遮りながら、光や風はしっかり通す。 デザインだけでなく、暮らしやすさも兼ね備えた外観になっています。 完成した姿だけを見ると一本一本並んでいるだけに見えますが、 木材を選ぶ 木工所で加工する 塗装しやすいよう仕上げてもらう 一本ずつ塗装する 強度を考えた下地を組む 現場で細かく位置を調整する この一つひとつの工程を積み重ねることで、長く愛着を持っていただける木の格子が完成します。 こうした見えない手間も大切にしながら、これからも一棟一棟家づくりを進めていきます。 新着情報一覧に戻る