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News & Blogお客様と選んだ植栽を、現地に植えました
先日、お客様と一緒に選んだ植栽を、実際に現地へ植えました。
今回植えたのは、玄関まわりのシマトネリコとアオダモ、そしてリビングから見える位置のモミジです。
植木屋さんで一本ずつ樹形を見ながら選んだ木が、実際の建物の前に入ると、外観の印象も大きく変わります。

植栽工事は、位置と向きから決めていきます
植栽工事は、単に穴を掘って木を植えるだけではありません。
まずは建物や窓、道路からの見え方を確認しながら、植える位置を決めます。
同じ木でも、向きを少し変えるだけで枝の広がり方や幹の見え方が変わるため、正面だけでなく、玄関や室内からも確認しながら調整していきます。
位置と向きが決まったら植え付けを行い、根の周囲へたっぷりと水を入れます。

その後、下草や石を配置し、土の表面にマルチング材を敷いて、最後にもう一度水を与えます。
今回の大まかな流れは、
位置を決める
↓
植栽の向きを決める
↓
植え付けて、たっぷり水を与える
↓
下草と石を配置する
↓
マルチング材を敷く
↓
仕上げにもう一度水を与える
という順番です。
特に暑い時期は、植えたばかりの木が乾燥しないよう注意が必要です。
しばらくは毎日、または2日に1回程度を目安に、土の乾き方を見ながらたっぷり水を与えてもらいます。

完成した庭に、少しだけ石を足しました
植栽と下草、石の配置が終わり、一度は庭の形が完成しました。

全体としてはきれいにまとまっていましたが、改めて庭を眺めてみると、少しだけ物足りなさが残りました。
植栽の間に視線が止まる場所が少なく、もう少し石があった方が、木や下草とのつながりが自然になるように感じました。
そこで造園屋さんにお願いし、軽トラックで石を取りに行きました。
持ち帰った石を現地に並べ、位置や向き、大きさの組み合わせを確認しながら、一つずつ調整していきます。
実際にやってみると、石を置く作業は想像以上に難しいものでした。
石の表情をどちらへ向けるのか。
どこまで土へ埋めるのか。
近くの植栽や、すでに置いてある石とどうつなげるのか。
同じ石でも、数十センチ動かしたり、向きを変えたりするだけで、庭全体の見え方が変わります。
石を目立たせすぎると重たくなり、少なすぎると庭が少し間延びして見える。
その間を探りながら、数個だけ追加しました。
数個の石で、庭の見え方が変わります
こちらが、石を足す前の庭です。

そして、こちらが石を足したあとの庭です。

大きく何かを変えたわけではありません。
追加したのは、ほんの数個の石です。
それでも、植栽と下草の間に視線の止まる場所が生まれ、庭全体に少し奥行きとまとまりが出ました。
石がなくても庭としては成立します。
ただ、石の位置や数を少し調整することで、木や下草がより自然につながり、全体の印象が整います。
無くても困らないけれど、あることで少し良くなる。
その小さな違いを積み重ねていくことも、設計の一つだと思います。
植栽は、植えた瞬間が完成ではありません。
これから枝葉が育ち、下草が広がり、季節ごとに庭の表情も変わっていきます。
建物と一緒に、庭がどのように育っていくのか。
これからの変化も楽しみです。
