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現場ノート

4mの造作カップボードを、家具職人さんと現場で納める

4mの造作カップボードを、家具職人さんと現場で納める

新築工事も、いよいよ仕上げ工事の終盤です。

今回はキッチン背面に設置する、約4mのカップボード。

既製品ではなく、家具職人さんに製作してもらう造作家具です。

造作家具は、ただ寸法通りに作ればよいわけではありません。

実際の現場で、壁の位置、床の仕上がり、キッチンとの距離感、コンセントの位置などを確認しながら、細かい納まりを決めていきます。

今回はコンセントを壁ではなく、天板部分に出す計画。

理由は、コンセントをできるだけ目立たせたくないからです。

壁にコンセントが見えると便利ではありますが、キッチン背面のデザインとしては少し生活感が出やすい。

できるだけすっきり見せたい。

でも、使いにくくなっては意味がない。

なので今回は、見た目・使いやすさ・配線の納まりを考えながら、現場で位置を確認しました。

カップボードの本体は、工場で家具職人さんが一つずつ製作していきます。

白く見えている部分は、引き出しの箱部分。

普段完成後には見えにくいところですが、収納として毎日使う部分なので、こういう内部のつくりも大切です。

家具工場には、いろいろな材料や機械が並んでいます。

図面をもとに材料を切り出し、加工し、組み立てていく。

現場では見えないところで、こうした手作業が積み重なっています。

今回はキッチンの色に合わせて、黒系の仕上げにしています。

ただ黒にするだけでなく、端部の見え方、ラインの出方、手が触れる部分の納まりなども考えながら加工していきます。

4mのカップボードになると、存在感もかなり大きくなります。

だからこそ、少しのズレやラインの乱れが目立ちやすい。

家具職人さんが、ひとつひとつ確認しながら丁寧に組み上げてくれています。

配線スペースを広げれば施工はしやすい。

でも広げすぎると、せっかくの収納スペースが小さくなる。

収納量・施工性・見た目。

このバランスを見ながら決めています。

造作家具は、完成するときれいに納まって見えます。

でも、その裏側には、現場での打合せ、職人さんの加工、配線の検討、収納量の調整など、たくさんの確認があります。

見た目をきれいにすること。

使いやすくすること。

施工として無理がないこと。

この3つのバランスを取りながら、ひとつずつ形にしていきます。

完成すると、何気なく使うカップボード。

でもそこには、家具職人さんの手仕事と、現場での細かな打合せが詰まっています。

家づくりは、こういう小さな積み重ねで空間の印象が変わっていきます。

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