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現場ノート

隠し扉をつくりました。 ― デザインと技術、どちらも必要な納まりです ―

隠し扉をつくりました。 ― デザインと技術、どちらも必要な納まりです ―

玄関の正面にある格子壁。

実はこれ、壁ではありません。

奥に続く空間へ入るための
**「隠し扉」**になっています。

今回は、

・壁と一体に見えること
・正面からビスを見せないこと
・扉としてスムーズに開閉できること

を目標に、
大工さんと一緒に納まりを考えながら施工しました。


まずは扉の下地づくり。

見た目は完成すると隠れてしまいますが、

・扉の重量をどう受けるか
・開閉しても歪まないか
・建具との取り合いをどうするか

など、
先に考えておかないと後で修正できない部分です。


今回こだわったのが、
正面からビスを見せないこと。

格子を一本一本加工し、
継手の中にビスを隠せるように事前に細工をしています。

完成すると見えない部分ですが、

「どうやって固定しているんだろう?」

と思ってもらえるくらい、
すっきり納めたい。

そんな話をしながら進めました。


細かな加工ですが、
こういう部分の積み重ねで
完成した時の印象は大きく変わります。

設計図だけでは分からない部分。

現場で確認しながら、

「もっときれいに見える方法は?」
「施工性は?」
「メンテナンスは?」

そんなことを考えながら納まりを決めています。


一本ずつ位置を確認しながら施工。

単純そうに見える格子ですが、

少しでも曲がったり、
間隔がずれるとすぐに分かってしまいます。

だからこそ、
細かな調整をしながら慎重に進めていきます。


完成。

壁のように見えますが、
実は扉。

正面からは金物もビスもほとんど見えません。


開くと、こんな感じ。

デザインだけでも、
施工技術だけでも実現できない納まり。

設計で考えたことを、
職人さんと現場で相談しながら形にしていく。

やまぐち工務店では、
そんな家づくりをしています。


こういう少し変わった納まりや、
「これ、できるかな?」というご相談も歓迎です。

図面の上だけではなく、
現場で考え、現場でつくる。

そんな家づくりを、
これからも続けていきたいと思います。

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