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News & Blog手刻みの現場。家づくりは図面だけでは完成しない。
山口市の増築工事。
今回は、手刻みで進めている現場です。
柱や土台をつなぐ「ほぞ」や「継ぎ手」を、
大工さんが一本一本加工しています。

こういう加工を見ると、
「すごい技術ですね」
と言われることがあります。
もちろん技術は必要です。
でも、私が大切だと思っているのは、
技術そのものよりも、
設計者と職人が現場で対話しながら、答えをつくっていくこと。

例えば、
・デザイン上、できるだけ部材を細く見せたい
・でも構造的には十分な強度が必要
・雨仕舞いやメンテナンス性も考えたい
そんな時、
図面だけでは答えが出ないことがあります。
現場で大工さんと
「こう納めたらどうだろう」
「この加工なら強度も確保できそう」
「見え方もきれいになる」
と相談しながら、
一つずつ形にしていきます。

家づくりは、
設計者だけでも、
職人だけでも、
良いものはできません。
設計の意図を理解し、
現場で最適な方法を一緒に考えてくれる職人さんがいる。
そういう関係性が、
家の品質につながっていると思います。

完成すると見えなくなる部分ですが、
見えないところほど丁寧に。
そして、
デザイン、性能、施工性。
どれか一つではなく、
全部をバランスよく考える。
そんな家づくりを、
これからも続けていきたいと思います。
