防府市で建築中の新築住宅に植える植栽探しの後編です。
広い敷地を歩きながら、たくさんの樹木を見て回りましたが、やはり気になるのはモミジ。
ひとくちにモミジと言っても、葉色や樹形によって印象は大きく変わります。

まず目を引いたのがスモークツリー。
初夏になると、煙がふわっと漂うような花穂をつける人気の樹木です。
南欧風の庭やナチュラルガーデンとの相性も良く、独特の柔らかい存在感があります。

こちらは「ノムラモミジ」。
紫がかった深い赤色が特徴で、新緑の季節でもしっかり存在感があります。
緑の植栽の中に一本入るだけで、空間全体が引き締まる印象です。

こちらは「夕暮(ゆうぐれ)」。
一般的な赤モミジよりも少しオレンジがかった色味で、名前の通り夕焼けのような柔らかい赤色が特徴です。
派手すぎず、上品な彩りを感じました。

こちらは班入りモミジの「シギ立沢」。
葉の縁に美しい斑が入り、普通のモミジとはまた違った繊細な表情を見せてくれます。

一般的に「モミジ」と聞いて思い浮かぶのは、このイロハモミジ。
春はやわらかな新緑。
夏は涼しげな緑陰。
秋には赤やオレンジへと鮮やかに色づきます。
四季の変化を一番楽しめる樹木かもしれません。

こうして見比べながら、
葉色
樹形
枝ぶり
将来の大きさ
を確認していきます。
同じ品種でも一本ずつ個性が違うため、実際に現地で見ることはとても大切です。

最終的には、樹形と葉色のバランスが良いモミジを選びました。
初めて知ったのですが、購入した樹木は切り花のように丁寧に包んでくれます。
持ち帰り時間が約3時間と伝えると、
「たっぷり水を吸わせておきますね」
と店主さん。
こういう気遣いは嬉しいですね。
植物を大切に扱う姿勢が伝わってきました。

帰り道に少し寄り道して、鳥栖プレミアム・アウトレットへ。
以前から気になっていた
éDIFICE & IÉNA
の店舗を見学してきました。
店内は鏡張りの天井と工業用ラックを組み合わせた特徴的な空間。
鏡によって視線が奥へと伸び、まるで超高層ビルが無限に続いているような遠近感が生まれています。
白い粉体塗装のラック。
カラフルな商品ディスプレイ。
工業用ペンダント照明。
素材や色は多いのに、不思議と全体が整理されて見える空間でした。
植栽探しの帰りでしたが、建築や空間づくりのヒントもたくさん持ち帰ることができた一日でした。
まとめ
家づくりでは建物そのものに目が向きがちですが、
実際には植栽が入ることで、
季節の変化や光の表情が生まれ、
暮らしの風景が完成します。
今回選んだモミジも、
これから建物と一緒に成長しながら、
住まいの景色をつくってくれると思います。